こんにちは、ローリエ(@lauriercat_net)です。
宿泊していた嘉義駅近くのホテルから檜意森活村に向かう道中に、嘉義マジョリカタイル博物館に行くことに。
日本語が話せるおじ様との出会い
博物館の前に停まってる軽トラから降りてきた知的な感じのおじ様が、
「今日は休館日だよ。」
って。
えー!せっかく来たのに残念…
と話してたら、
「日本人ですか?ちょっと待ってください、ここの人と友達なので聞いてみます!」
と突然流暢な日本語でお話してくださり、博物館の中に入っていきました。
休館日なのに交渉してくださった
そのおじ様はオーナーさんのご家族のご友人だそうで。
日本人が訪ねてきたんだけど入れていい?
って聞いてくれて、
なんと1階だけなら見ていいよ!
と許可を得てくださいました!!

おじ様は、館内の修繕作業のお手伝いにいらしてたそうなのです。
日本語は少ししか話せませんが…
と言いながら作業の手を止めて、日本語と中国語を織り交ぜながら一生懸命説明してくださって、本当に感激しました。
マジョリカタイルとは

館内に飾ってあるタイルはほとんど日本統治時代に日本から輸入したイギリス式のマジョリカタイルで、お金持ちの家の屋根や入口などに飾りとして貼り付けていたそうです。

家を解体するときにタイルの部分が壊れないよう塊ごと外し、一枚ずつ丁寧にタイルを剥がして保存なさってるそうで、どれもすごくピカピカに磨いてありました。

お花やフルーツ、鳥などのモチーフが、鮮やかだけど優しい色合いで描かれていて、一つ一つ凝ったデザインで溜め息が出るほど繊細。
実は以前にも見たことがあった
そういえば、こういうタイルを台湾のどこかで見たことある気がする…と思ってたんですが、帰国してから自宅で今までの台湾旅行の写真整理してるときに気づきました。

以前行った鶯歌の鶯歌陶瓷博物館にも、こういったマジョリカタイルが展示されてたんです。


恐らく、嘉義マジョリカタイル博物館に展示されているものと同じシリーズだと思われるデザインのタイルが、鶯歌にもいくつも展示されていました。

日本人が作ったタイルを台湾人がこんなに大切に保存活動なさってるなんて、感慨深い。
マジョリカタイルの予備知識無く伺いましたが、おじ様の解説のおかげで短時間でめっちゃ楽しめました。
そしてオーナーさんのご家族が、
1階の入り口付近しか見てないし、休館日だから入館料はいらないよ~また来てね。
って…!
休館日に見せていただいたにもかかわらず、優しいお言葉に甘えてしまいました。
博物館の2階もすごく素敵だそうなので、いつかまた必ず開館日に伺いたいと思います。
ここで販売してるマジョリカタイルがプリントされてるグッズがめっちゃ可愛いので
お土産におすすめです。
私は手鏡を購入しました。
マグネットもめっちゃ可愛かった。
冷蔵庫に敷き詰めたい。
嘉義マジョリカタイル博物館へのアクセス・地図
台灣花磚古厝博物館
600嘉義市西區林森西路282
営業時間 10:00〜12:00、14:00〜17:00
定休日 月・火曜日
国道沿いにあって、注意して探さないと見逃してしまうような感じの外観です。
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