こんにちは、ローリエ(@lauriercat_net)です。
大阪から約3時間、東京からでも約4時間ほどで到着する台北。
ここ数年で人気急上昇中の渡航先ですよね!
台北に訪れたことのあるかたは、たまには郊外にも行ってみてはいかがでしょうか?
私は週末に1泊2日の弾丸台湾旅行をすることが多いんですが、半日郊外に出かけるのがお決まりコース。
台北から半日日帰りで行けちゃうスポットがたくさんありますが、中でもおすすめなのが陶器の街・鶯歌。
老街で食べ歩きしたり、リーズナブルで可愛い食器をショッピングしたり、とっても楽しめるスポットなんです!
台北から鶯歌まで、わずか30分ほどで行けちゃうのがとっても魅力的。
今回は、そんな鶯歌にあるちょっと変わった博物館「鶯歌陶瓷博物館」をご紹介します。
Contents
台北から鶯歌までの料金・所要時間
台鐵(台湾鉄道)台北駅から鶯歌駅までは片道約30分、乗車料金はたったの31元です。
台湾のICカード「悠遊卡(Easy Card)」を使うと、紙の切符よりも更に割引があるので28元です。
台湾は交通費がとても安いので、ちょっと遠出してみたくなったときに郊外までフラっと行けちゃうのが魅力ですね!
鶯歌駅へは、台北駅の3A・3Bホームから「區間車」に乗りましょう。
區間車とは、各駅停車の普通車で自由席です。
鶯歌駅に到着!鶯歌陶瓷博物館へ

こちらは、鶯歌駅の構内にある観光案内マップです。
この地図上で”現在位置”と示されている場所が鶯歌駅で、ここからだいたい徒歩10分ほどで鶯歌陶瓷博物館に到着します。
鶯歌陶瓷博物館へのアクセス・地図
新北市立鴬歌陶磁博物館
新北市鶯歌區文化路200號
- 営業時間:9:30〜17:00
- 休館日:月曜日
- 入館料:80元

余談ですが、2010年以降なんで鶯歌の英語表記も変わったんでしょうか?
「Yingko」から「Yingge」になってる…。
「Yingge」は「鶯歌」の読み方だからわかるけど、なんで「Yingko」だったんだろう?
わかる人いたら教えてください。

思ってたより洗練された感じの建物でした。
入館料は80元とリーズナブル。
パスポートなどの身分証があれば、無料で日本語音声ガイドが借りれますよ!
ドラマのロケ地にもなっています

- 命中注定我愛你(ハートに命中100%)
- 愛就宅一起(モモのお宅の王子さま)
- 霹靂MIT(イケメン探偵倶楽部MIT)
- 戦神-MARS-
これらの台湾ドラマのロケ地にもなっているそうです。
館内は広々としていて、すごく開放的です。
台湾ドラマでは、1階から2階に続く緩やかなスロープがよく登場するみたいです。
コインロッカーが可愛い

博物館の1階にあるコインロッカーは、なんと陶器で装飾してあるんです!
さすが陶磁器の博物館ですね〜!

素朴な色合いで、とっても可愛い。
地図のようなデザインは、全体で見るとひとつの図柄になります。
でもロッカーのサイズが結構小さいので、あまり実用的ではないかも…。笑
鶯歌陶瓷博物館には、綺麗なものだけでなく面白い展示物もあります
想像力をかき立てられる、色鮮やかな壺やお皿たち

とっても色鮮やかで美しい陶器がたくさん展示してあります。
目の覚めるような赤と、エメラルドグリーンを基調にしたこちらのお皿は、色の組み合わせが絶妙でとっても素敵ですね!

この壺は、台湾南部や東部の海みたいだな〜と思いました。
透明度の高い綺麗な海を、空の上から眺めているかのよう。

私の好きな、糖葫蘆(フルーツ飴)みたい!
ツヤッツヤのりんご飴に見える…。
なんでもすぐ食べ物に例えてしまう私。
食い意地がすごい。
ちなみに、糖葫蘆についての記事はこちら。


今まで紹介した4作品とも、食べ物や海だけじゃなくて宇宙っぽくも見える気がします。
鮮やかな色遣いと、神秘的な雰囲気がとても素敵ですね〜。
鶯歌陶瓷博物館には、日本製のマジョリカタイルもあります

こちらは、日本統治時代に台湾で流行した日本製のマジョリカタイルです。
日本製だけど、タイルの様式はイギリス式だそう。

こちらのマジョリカタイルは、装飾を目的とした美術性の高いタイルです。
お金持ちのお宅の屋根や入り口などに貼り付け、豊かさをアピールしていたそうですよ。
南国らしいフルーツやお花の色柄がとっても素敵ですね!

台湾南部の嘉義に、熱心にマジョリカタイルの保存活動をされている方がいらっしゃいます。

嘉義のマジョリカタイル博物館には、もっとたくさんの種類のマジョリカタイルが展示されていて圧巻です。
興味のある方はぜひ行ってみてください!
鶯歌陶瓷博物館には、差し歯と便器まで展示してあります

なんと、差し歯が展示してありました。
今まであまり深く考えたことなかったけど、身体のパーツを陶器で補完するってすごい技術ですよね!

そして、柱の前に突然の便器。

こっちの柱の前には、和式便器が…。
当たり前ですが、これらは展示物であってトイレとしては使用できません。笑
確かに、便器も陶器ですよね…。

極め付けに、貨物車の上に大量の便器が重ねてあった。
こんないっぺんに大量の便器見たの、生まれて初めてだと思う。笑
一番下の段の真ん中にある、黒い蓋のついた便器の中にテレビが設置してあって、謎の映像が延々流れてました。
しかも、BGMは悲しげなクラシック音楽…。
シュール過ぎる。
けど、なんだかエモくて便器が素敵に見えてしまう不思議。
台湾ってウンチとか便器とか、そういうテーマやたら多いですよね。
台湾で大人気の、便所レストランって知ってますか?
気になる方は、便所レストラン公式ページを見てみてください。
…だいぶパンチ効いてますよね。笑
まとめ:子ども連れの方にもおすすめ!面白い博物館です
子ども向けの展示物も結構あったので、お子さん連れの方も楽しめると思いますよ!
陶器なので、割れないようにだけ気をつけてくださいねー。
館内は、だいたい1時間ほどで回れちゃいます。
この博物館の周りは公園になっていて、少し歩くと老街もあるのでそちらも合わせて訪ねることをおすすめします!
台北からすぐなので、ぜひ行ってみてくださいねー!